讃歌
錘(おもり)の罵倒、鉄球の破壊を欲す
鶏頭と生(な)るは三圃歩いて皆忘れ
牛尾と生るは蝿の群れに振り回される
おお、ヒトは肩ロース!
がっしりと、みっちりと、
グラム幾らが宿運(さだめ)の命!
護られた有機体
餌を食み、糞を撒く、垂唾(よだれ)の朽ち許
其れこそが欲望と、此れこそが日常と、
安穏と供喰いに走る食卓―
茶の間の価値は地球よりも重たくて
流れ出る電波はケミカルな障害を膿み、そして―
此の瞬間に、
一対の性交が百万!
薄べったい空気の層で
希ガスの満ちる惑星圏のサイズの中で
井のカワズ、其処で溺れて
蟲を食え